こだわりのいっぴん

スウェーデン炭素鋼「三秀」鉋


故岩崎航介さんは常に玉鋼と白紙の効用を説いておられました。
岩崎さんの見解が尊重されていることから、最近、白紙を使った鉋が求められています。

当社も何人かの職人さんに白紙を使ってもらおうとしましたが、鋼がないと言われて出来ないでいました。
その理由は、鉋用に白紙を手当てしようとすると数百キロを買わねばならず、鉋の販売量が少なくなった今では、それだけの量を手当て出来ないとのことなのです。

そんな時に、当社のお得意様に刃物鋼専門の鋼材屋さんがあり、そこでスウェーデンの有名な鋼材メーカーであるウッデホルム社が白紙に似た刃物鋼を製造しており、これを在庫していると聞きました。
この度、それを購入して製作してもらったのが、この「三秀・瑞典炭素鋼」です。
この鋼の特長は、白紙よりも熱処理がし易く、靭性に富むとのこです。
熱処理がし易いということは失敗が少ないことですので、切味の良い品物が出来るということでもあります。
但し、ウッデホルム社では現在炭素量1.0のものしか製造しておらず、この炭素量1.20のものはこの鋼材屋さんの在庫限りとのことです。

下の表は、上段がそのスウェーデン炭素鋼で下段に白紙の成分を参考に示しました。
種鋼C(炭素)Si(シリコン)Mi(マンガン)P(燐)S(硫黄)Cr(クローム)
瑞典炭素鋼1.200.200.300.02以下0.017以下0.17
白紙B1号1.20〜1.300.10〜0.200.20〜0.3000.025以下0.04以下-




次を頭の拡大写真です。中央に「三秀」、左側に瑞典炭素鋼と切り銘しました。

次をクリックするとそれぞれの拡大写真をご覧頂けます。 -


この鉋をアップしたら、すぐ、お買い上げ頂いたお客様がおられましたので、当社で鋼を手当てした鉋なので、切味がどうかに大変感心がありましたので、お使いになったご感想をお願いしたところ、大変詳しいご報告を頂きました。
次をクリックすると、その詳細なご報告がご覧いただけます。ここからお入り下さい。

なお、最近何時ものお客様からお買い求め頂いたのですが、次のようなご感想を頂きました。(20/1/25)
「この間、鉋「三秀」を仕事で使ってみましたが、ものすごく軽い引きごたえで、材質は杉でしたが、とても良く切れて、見事な艶が出ましたよ。昔からの鉋の切れ味は侮れませんね。
頂いた両刃鋸は、まだどれも使ってませんが、鉋の切れ味は見事です。本来なら写真もお送りできれば良いのですが、仕事だとなかなかそんな余裕がありませんので、感想だけてご勘弁下さい。
本当に三秀は良く切れました。いずれは花神も気になっていましたので、購入したいと思います。同じ作者の方の鉋と聞いて、ますます欲しくなりました。」とのことです。

ありがとうございました。

白樫台、完全直ぐ使い、桐箱入りで、追い柾か柾目、白樫のままか油台かご指定頂けます。
販売価格\28500(+消費税)

お問い合わせとご注文はこちらへメールでお願いします。

鉋のトップへ

ホームページのトップへ