こだわりのいっぴん

名門の永弘


三条の鉋職人として、一番伝統のあるのは「永弘」です。

初代永弘、永桶米太郎は玉鋼以外に良い鋼のない時代に、大砲を削るバイト用の鋼を鉋に使い、今までにない切れ味の鉋を創作しました。

岩崎さんのお話では、初代永弘は測定機器を使わないで、鋼を処理していながら炭素量をピタリと言い当てたそうで、バイト用の鋼を鉋に最適な炭素量に自由に調整していたと思われます。

後に、永弘の使っていた材料を参考にして、日立製作所の安来工場から有名な「青紙」が生れる事になります。
その時の事情について、参考資料「玉鋼」のページの中ほど以降に記述がありますのでご覧下さい。

永弘は二代目が次助で三代目は初代と同名の米太郎です。
次助がご健在の時にインタビューした記事がありますのでご覧下さい。

なお、使用している鋼は伝統的に青紙です。

最近、永弘の寸八、二寸、二寸五分、三寸、四寸、五寸の注文がありました。非常に珍しいので、参考に写真を撮ったのですが、順番に出来て来るのを撮りましたので、光の具合が違うのと三寸の写真を撮り損ねたようで二寸、二寸五分、四寸、五寸だけ並んだものをアップしました。


永弘の鉋です。「完全直ぐ使い」になっていますので箱から出して刃を出したら直ぐ使えます。(写真の鉋屑はこの鉋で出したものです)


切り刃の拡大写真です。(黒く胡麻状の隙間があるのは、この生鉄が研ぎ易い「生地」を使っているからです。)

「完全直使い」とは台入れ屋さんに特別に頼んで自分が使う鉋と同じに手研ぎで合砥で研いで、箱から出したら直使えるようにしてあるものです。

なお、三代目米太郎さんは現在鉋の製造を中止れています。
名誉ある「永弘銘」を後世に残したいと思い、米太郎さんとご相談させて頂いた結果、当社がお名前を継承させて戴いており、現在の永弘の品質、切味については当社で保証させて戴きます。

23/10/14記
上にご紹介している新品寸8を23/5/17にお求め頂いたお客様から、今度は高級玄能のご注文を頂きました。
その時のお電話で、購入した永弘寸8が非常によく切れて満足しているとご感想を頂きましたのでご紹介します。
ありがとうごさいました。

29/9/27記
当社で継承した永弘は、二寸はあるだけをご購入された方がおられて無くなりましたが、寸八は少しだけありますので、ご希望の方はお問合せ頂きたいと思います。
とても良く切れるとの評価を頂いています。

・・・・・・・・次ぎは中古品のご紹介です。・・・・・・・・・・・・・・
17/6/21 永弘二寸9/11売り切れ
お客様の御世話で、珍しい三代目の相当前の製品を入手出来ましたのでご紹介します。
恐らく25〜30年以上前のものと想像しています。未使用品ですが薄く錆びており、次に写真をご覧戴けます。-
次は、仕上直し後の写真です。-

永弘寸八・黒檀包口台付(20/1/1)20/1/15売り切れ
永弘三代目米太郎作の寸八で未使用品ですが、珍しく黒檀のガッチリした台に仕込んであります。余程大切に高級品として扱われたようです。
専門店さんから買い戻した品で、昔、良く売れた頃に販売されたものと考えます。
特に詳しく写真を撮りましたので、それらをご覧下さい。
値段はお問い合わせ下さい。
次に拡大写真があります。全体-拡大--

永弘寸八包口台付(19/5/15)19/11/23売り切れ
永弘三代目米太郎作の寸八です。まだ、刃の角も落としてない未使用品で、拡大写真で解りますが、刃に油紙が巻いてありましたので、ほとんど錆もなく素晴らしい状態の製品です。
大工道具専門店さんから買い戻した品で、古い印刷箱に入っており、小口に「永弘・油台・包彫」と判が押してありますので数が出た頃の物だと思います。
特に詳しく写真を撮りましたので、それぞれをご覧下さい。
値段はお問い合わせ下さい。
次に拡大写真があります。拡大----台尻

・・・、ここから下は在庫の販売品です。左の写真をクリックすると拡大写真をご覧頂けます。
ニ代『永弘』寸六鉋刃(21/8/31)
三条の現代の鉋の祖とも言うべき永弘の2代目の作品です。二代目の特徴は刻印がハッキリしていること、厚さが薄目です。(頭の厚み約7.5ミリ)
表の左側に錆びた跡がありますが、頭はキレイなので未使用品でしたが、錆びていたので仕上直しをしました。全長は約11.2センチです。
値段は52500円です。次で拡大写真が御覧戴けます。

二代『永弘』寸六裏金付鉋刃(22/6/24)
珍しい二代永弘の寸6鉋です。二代は造り込みが薄いので、頭の返りの出た隣を計ったら約7ミリです。これはウブのままで研ぎ直しをしてありません。
全長は約10.4センチで程度は良いと思います。下の寸8と一緒に使われていた品で、表に普段ある縄目の刻みがあまりせんがキレイに透かしてありす。これについては上の『男(盛)』の項をご覧下さい。値段はお問い合わせ下さい。次で拡大写真が御覧戴けます。
二代『永弘』寸八裏金付鉋刃(22/6/24)24/1/24売り切れ
珍しい二代永弘の寸8鉋です。二代は造り込みが薄いので、頭の返りの出た隣を計ったら約7ミリです。研ぎ直しの時の火花試験では予想通り青紙系とのことです。
全長は約10.8センチ強で程度は良いと思います。上の寸6と一緒に使われていた品で、表に普段ある縄目の刻みがあまりせんがキレイに透かしてあります。これについては上の『男(盛)』の項をご覧下さい。値段はお問い合わせ下さい。次で拡大写真が御覧戴けます。
上の永弘をお求め頂いたお客様からご感想を頂きましたのでご紹介します。Iさんありがとうごさいました。
「永弘は、やはり切れます。自分で研ぎ直して、杉のシラタを削ったら、よく削れました!永弘を使ってると、職人魂を感じます。大事に、大事に使って行きたいと思います。」

・・・・・・・次はよく似た、程度の良い三代の3枚をご紹介します・・・・・・・・
三代『永弘』寸八裏金付鉋刃(23/5/28-1)売り切れ
三代永弘の寸八鉋です。三代は造り込みが非常に厚い造り込みです。研ぎ直しの時の火花試験では予想通り青紙系とのことです。
全長は約11.5センチでまだあまり減っていません。値段はお問い合わせ下さい。
次で拡大写真が御覧戴けます。

三代『永弘』寸八裏金付鉋刃(23/5/28-2)
三代永弘の寸八鉋です。三代は造り込みが非常に厚い造り込みです。研ぎ直しの時の火花試験では予想通り青紙系とのことです。
全長は約11.3センチでまだあまり減っていません。値段はお問い合わせ下さい。
次で拡大写真が御覧戴けます。

三代『永弘』寸八裏金付鉋刃(23/5/28-3)
三代永弘の寸八鉋です。三代は造り込みが非常に厚い造り込みです。研ぎ直しの時の火花試験では予想通り青紙系とのことです。
全長は約11.7センチでまだあまり減っていません。値段はお問い合わせ下さい。
次で拡大写真が御覧戴けます。

お問い合わせとご注文は、品名のお書きの上こちらへメールでお願いします。

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